- 神社・寺院で筆耕のお仕事をやってみたい
- 神社・寺院での筆耕の求人の探し方を知りたい
- 神社・寺院での筆耕の求人の採用までの流れを知りたい
私の本業は会社員で、家事や子育てとの合間の時間に副業筆耕士として活動しています。
そのため、基本的には在宅で作業できる筆耕のお仕事がメインです。
ただ…
筆耕のお仕事をやるならば、いつか神社か寺院で御朱印書きをしたい!
ずっとそう思っていました。
そんなとき、たまたま見つけた神社のお正月筆耕助勤の募集。
勢いで応募したところ、ありがたいことに採用頂けて、筆耕士としての短期的な目標の1つが達成できました!
当記事では、今後神社や寺院での筆耕のお仕事をやってみたい方の参考になればと、私の体験談(応募〜助勤前まで)をご紹介します。
神社や寺院によって流れは違うので、あくまでも参考程度に見てね!
筆耕助勤当日の体験談については、以下の記事で紹介しています。
字を書く仕事(=筆耕)を始めるなら、まずは実用書道の基礎を学ぶことが必要です。
特に、私がおすすめするのは、賞状技法士養成講座の受講です。
この講座を受講することで、仕事の幅を広げ、字を書く技術を確実に高めることができます!
神社・寺院での筆耕求人の探し方
筆耕の仕事をする方の多くは1度は経験されるであろう、神社や寺院での筆耕のお仕事。
でも、どうすれば神社や寺院で働けるのだろう…
そう思う人も多いでしょう。
神社・寺院筆耕の求人を見つけることは難しい?
筆耕の仕事に限らず、お仕事の求人を探すとき、多くの人はまずはインターネットで検索をします。
そして、希望の業種・職種を見つけると、複数ある候補の中から自分の希望に合った求人に絞っていきます。
でも、「筆耕 求人」でインターネット検索してもなかなか自分の都合のよい求人がヒットしないのが現状です。
神社・寺院の筆耕ともなるとなおさらです。
では、神社や寺院の筆耕の求人はどのように探せばよいのでしょうか。
実際に私の身の周りの筆耕士から聞いた実例には以下のものがありました。
- 神社・寺院のホームページ
- 街の掲示板
- ハローワーク
- 神社・寺院関係者からの直接のお声がけ
- 直談判
求人が出ていない神社に自分の字を売り込みに行って採用してもらったという方もいるそう。その熱意がスゴイよね!
お正月筆耕助勤が狙い目
お正月は初詣の参拝者で神社や寺院は大賑わい。
それに伴い、筆耕需要も高まります。
普段はそれほど人数のいらない筆耕士も、お正月期間は別途募集するというパターンは多いです。
巫女さんもお正月はアルバイト募集していますし、これと同じですね。
単発でもよいからまずは神社や寺院での筆耕を経験してみたいという場合には、お正月の筆耕助勤がおすすめです。
私のように副業筆耕士の場合は、限定的な期間で働ける筆耕助勤のお仕事はとてもありがたい♪
応募から採用、助勤当日まで
私が筆耕助勤募集を見つけてからお正月筆耕助勤前までの流れをご紹介します。
- 神社ホームページにて筆耕助勤の募集を見つけて即応募【12月初旬】
- ポスト投函から3日程度で神社担当者から電話で採用連絡【12月前半】
- 神社にて助勤の説明会【12月後半】
- 当日書く内容を練習【助勤当日まで】
- 助勤当日
筆耕助勤に応募
なんとなく、インターネットで「筆耕 正月 神社」というようなキーワードで検索したところ、今回の筆耕先となる神社ホームページの「お正月の筆耕助勤募集」というページが検索上位に表示されました。
お正月まであと1ヶ月を切ったタイミングでの求人だったので、もしかすると欠員が出たことによる再募集だった可能性はありますね。
この募集を見つけたとき、とても嬉しくて、「私はこの仕事を絶対やるんだ!」と即応募の準備を始めました。
ホームページが更新されていない可能性も考えられるため、念のため、神社にまだ筆耕助勤の募集をしているか電話確認した上で応募したよ。
ちなみに、この募集では「書道経験があること」が条件になっていました。
応募時には以下のものを神社に郵送しました。
- 履歴書
- 筆耕助勤希望日表
- 自分の字をアピールできるもの
筆耕の求人に応募するための履歴書は、まさに自分の字を手書きでアピールする場だと思っています。
字を書く仕事をやりたいのに履歴書の字が汚いと致命的だと個人的には考えているので、時間をかけてかなり慎重に書いたよ。
履歴書に必ず書く内容については神社ホームページに記載されていたので、記載漏れがないよう念入りにチェック!
書道歴や筆耕歴など実績の記載は必須なので、こういうときのために、やはり実績作りは大切だなと思いました。
「自分の字をアピールできるもの」については、神社側から提出を求められてはいません。
仮に不採用になったとしても、私の毛筆の字を見て不採用にされたのであれば納得できるかなと考えたので、自主的に提出したのです。
直近で書いた筆文字(主に賞状類)の写真数枚を1枚の紙に貼り付けたものを同封しました。
電話で採用連絡
応募書類をポストに投函してから3日程度(※休日を挟んでいる)で、神社から連絡がありました。
神社側には筆耕担当者(筆耕関連の責任者)の方がいらっしゃり、その方から直接採用の旨が伝えられました。
その際に、後日、筆耕助勤の説明会があることも合わせて伝えられました。
筆耕助勤説明会
12月後半に行われた筆耕助勤の説明会では、実際に神社に出向き、以下の説明を受けました。
- 助勤当日に書く内容
- 助勤当日の流れ
- 助勤当日使用する場所や行動経路
神社や寺院によって、書かせてもらえる内容は異なります。
御朱印を書く場合もあれば、御朱印以外のものを書く場合もあります。
御朱印書きは決まった内容を繰り返し書くので、筆耕初心者でも難しくはないと感じたよ。
説明会後は、この神社で初めて筆耕助勤する人対象で3、40分程度御朱印書きの練習もしました。
当日の筆耕内容
私は当日以下のものを書くことになりました。
- 御朱印5種類
- 色紙
助勤先の神社ではお正月限定ものも含めて御朱印が5種類あります。
種類がこれだけあると、その都度どの御朱印を書くのか、事前チェックは欠かせません。
色紙はこの神社(この地域)ならではのものです。
一部の文字で書体の指定あり
私が助勤する神社では基本楷書で御朱印を書きます。
ただし、一部の文字で旧字体を使用するという指定がありました。
道具の準備は不要
神社側で用意してもらえます。
ただし、筆は自分専用ではないため、多少使いにくさはあります。
御朱印は書き置き?それとも書き入れ?
書き置きも準備はするものの、基本は当日オーダーを受けてから参拝者の御朱印帳に直接御朱印を書き入れます。
- 御朱印受付
- 筆耕担当が毛筆で御朱印を書く
- 巫女が各種スタンプを押す
- 巫女が内容チェック
- 御朱印がお客様のもとへ
こんな流れ作業で1つの御朱印が完成します。
筆耕って黙々と字を書いていて孤独なイメージがあるけど、これはチームプレーだね。
参拝者の御朱印帳に直に筆で字を書くので、間違えられないという緊張感がありますね。
初めてお正月の筆耕助勤に行く上でやっておくべきこと
初めて助勤先の神社や寺院でお正月筆耕助勤する場合に、事前にやっておくとよいと私が感じたことを挙げます。
- 事前練習
- 当日の筆耕の流れをイメトレ
- 助勤先周辺の当日の混雑状況を確認
事前練習
助勤当日を迎えるまでに、実際に書く文字を何度か練習しておくことは必要だと感じました。
もし今回の私の助勤先神社のように、特定の文字を旧字体で書くような場合には、何度も書いて旧字体で書くことに慣れておくとよいです。
それから、文字のサイズ感も書くことで確認しておきましょう。
もちろん、御朱印帳のサイズは様々なので、書く文字そのものの大きさはその都度異なります。
御朱印帳の1ページに対して1文字をどれくらいの割合のサイズで書くか、ということは確認しておくとよいです。
当日の筆耕の流れをイメトレ
初めての筆耕助勤で、しかもお正月の混雑時に対応するとなると、当日最初はパニックになるかもしれません。
とはいえ、初めての場合は言葉で説明されただけではイメージはしにくいもの。
当日一番最初に受けたオーダーで実際に作業しながら流れを覚えるというのが無難です。
ただ、わからないなりにも事前にイメトレしておくことで、疑問点などを洗い出し、当日助勤前に確認しておくことが可能になります。
少しでも不安がない状態で、本番にのぞみたいよね!
助勤先周辺の当日の混雑具合を確認
初詣期間は多くの参拝者で神社や寺院は賑わいます。
特に観光地やその地域で大きめの神社や寺院周辺は車や人で大混雑することも想定されます。
今回私が助勤する神社は、お正月には大混雑が予想されるエリア。
事前に神社の方に例年の神社周辺の混雑状況と最寄り駅から神社までスムーズに歩けそうな経路を確認しておきました。
そうすることで、当日助勤の集合時間に確実に間に合うよう、事前に行動計画を立てやすいのでよかったです。
まとめ
今回は、初めて神社でお正月の筆耕助勤を行うことになった私の応募〜助勤当日までの流れをご紹介しました。
以前からやりたいと思っていた神社での筆耕助勤。
本業との兼ね合いもあり、自分の都合のよい条件ではなかなかお仕事を見つけられないでいました。
そんな人におすすめなのが、神社または寺院でのお正月の筆耕助勤。
- 比較的求人を見つけやすい(※私の感覚ですが…)
- 限定的な期間だけ働ける
- 現場(自宅外)での筆耕作業を経験できる
これから神社や寺院で筆耕のお仕事をやってみたい、御朱印を書いてみたいという人にとって、少しでも参考になればと思います。
筆耕助勤当日の体験談については、以下の記事で紹介しています。
筆耕会社の求人応募の体験談については、以下の記事で紹介しています。
筆耕士を目指すなら、「筆耕士になる!簡単5つのステップ」を参考に!
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