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筆耕士になるには資格いる?実用書道の知識は必須!実用書道と書道の違いも解説!

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こんな人に読んでほしい
  • 実用書道と書道の違いを知りたい
  • 筆耕士になりたい
  • 筆耕士になるには何を学んでおけばよいか知りたい

筆耕のお仕事をやってみたいんだけど、筆耕士に資格っているの?

かおりんご

筆耕士は書道系の資格がなくてもなれるよ!
だけど、筆耕士をやるなら実用書道の知識は必要だよ。

実用書道?
”書道”なら子供の頃5段まで取得しているから結構自身あるんだ!

このように、実用書道と書道がイコールだと思っている人は結構多いです。

実際、私自身も実用書道を知るまではそう思っていました。

なので、子供の頃に書道で5段を取っているから実用書道だってできるだろう…

そんな考えで実用書道の教室に体験に行ったところ、あまりの書けなさにショックを受けました。

かおりんご

実用書道って書道とは全然違うから、筆耕のお仕事をするなら実用書道の勉強は絶対必要だよ。

当記事では、実用書道と書道の違い筆耕の仕事をする上でなぜ実用書道を学ぶ必要があるのかを解説します。

この記事を書いた人

1級賞状技法士・筆耕士 かおりんご

賞状技法士1級認定証書

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目次

実用書道と書道の違い

実用書道とは

実用書道は日常生活に役立つ字を目的とする書道です。

みなさんが思い浮かべるいわゆる書道は、芸術的な美しさを追求するのに対し、実用書道は誰にとっても読めて好感がもてる字を目指します。

実用書道が活躍するのは主に冠婚葬祭といった節目の大切な場面が多いです。

  • 賞状
  • 招待状宛名書き
  • 年賀状
  • 祝辞
  • 胸章(リボン)
  • 式次第
  • 命名
  • 目録
  • ご祝儀袋

など…


実用書道と書道の違い

実用書道と書道の違いについて比較してみました。

スクロールできます
実用書道書道
目的日常生活や実用的な目的のため美しい書の創作を追求
創作スタイル実際の需要や目的に応じた効果的な文字表現を追求文字の美しさや完成を表現するために、独自の創作スタイルや表現方法を追求
書体楷書や行書楷書、行書、叢書、臨書など
細筆がメイン太筆がメイン
学べる場(教室、通信教育)少ない多い
重要視されること誰が見てもきれいと思える字
美しいレイアウト
美しく芸術的に表現すること
かおりんご

こうやって比べてみると、実用書道と書道って結構違うよね。


「書道が得意!」は実用書道には通用しないことも

字の美しさだけでは実用書道は成り立たない

きれいな字を書くことはもちろん大切ですが、実用書道ではそれ以上に大事なことがあります。

  • 美しいレイアウトの作成方法
  • 目的に合った文字の書き方のテクニック

こういったことを知っている必要があります。


筆耕士として花形のお仕事であり、筆耕士と名乗るからには絶対にやっておきたい賞状書き。

まっさらな賞状用紙から書く場合にはレイアウトから筆耕士が行います。

賞状のレイアウトにはきれいに見せるための多くのルールがあるので、これらを学んでおく必要があります。

賞状の見本とかあればそれを参考に書けるかなと思ってたけど…

かおりんご

それはあまいな…

実際に依頼される賞状の内容はお客様によってさまざまです。

例えば以下のように。

  • 主文がとても長い賞状
  • 受者(受者名、団体名、賞名など)の行数が多い賞状
  • 贈者の行数が多く印の幅もまちまちな賞状


お客様ごとに異なる賞状内容に対して、臨機応変にレイアウトできる能力が必要です。

臨機応変に対応するには、賞状の基本的なレイアウトルールを知っていることが大前提となります。

かおりんご

いわゆる芸術の方の書道では賞状の書き方なんて習わないからね…


書道経験者はそもそも小筆に慣れていない場合が多い

筆耕のお仕事で一番手に持つ機会が多いのが小筆です。

かおりんご

学校の書道のときに、名前を書くために使う筆があったでしょ!?
あのサイズの筆だね。

小筆か…
確かに、書道やっていたときも名前を書くときくらいしか使ったことないな。

当記事冒頭でお話した、「実用書道の体験であまりにも書けなくてショックだった」というのがまさにコレ!

実用書道の体験レッスンで小筆を持ったときに、

「あれ!?そう言えば小筆で学年と名前以外書いたことが無い気がする…」

と気づいてしまったんです。

かおりんご

小筆と太筆って、似て非なるものだなって思う…

持った感覚はもちろん、力の加減なども小筆と太筆とでは異なる感覚なので、太筆が得意でも同じように書けるとは限りません。


芸術的な美しさはいらない

いわゆる書道を得意とする人は、どちらかと言えば紙いっぱいに元気に書くことや自分らしさを追求することをやりがちですが、実用書道で求められるのはそういったものではありません。

  • 誰が見ても読める
  • 誰が見ても美しいと思える
  • 誰が見てもその場に合った字だと感じられる

芸術の書道では、凄腕の書道家が書いた書を見る人が見れば「素晴らしい!」と感じ、書道に精通しない人が見ると「これって上手いの?」と感じることはよくあることです。

でも、実用書道の場合はそうあってはダメなのです。

ポイントは「誰が見ても同じ感覚を持てる」というところにあります。

かおりんご

「実用的な場面で使う字」だから、みんなが読めてみんなが共感できないとダメだよね。

筆耕士になりたければ実用書道は必須!

書:かおりんご

オススメの実用書道講座をご紹介

前述したとおり、これから筆耕のお仕事をやりたいと考えている方で、まだ実用書道に触れたことのない方については、まずは実用書道を勉強することをオススメします。

かおりんご

実用書道が学べる講座の中でもオススメの3つの通信講座を紹介するね!

この3つの講座の共通点は、賞状の書き方が基礎から学べるというところ。

前述している通り、筆耕士になるなら賞状書きができることは必須です。

賞状の書き方は体系的に学ばなければ身につきません。

また、これらの講座では、賞状以外にも宛名書きやご祝儀袋などの書き方も学べますので、自身の日常生活にも役立ちます。

また、この3講座については以下の要素がそろっているので、安心して通信講座を受講できます。

  • 満足のカリキュラム
  • 充実した教材
  • 安心のサポート体制

オススメしてくれた講座、すごく気になってきたよ。
資料請求して良さそうなら受講してみようかな。

かおりんご

筆耕のお仕事やるなら、ぜひ検討してみてね!

まとめ

実用書道と書道は同じようで全く違います。

両者は求められるものが違うため、書道が得意であっても実用書道は苦手(できない)ということはよくあります。

もし筆耕士になるなら賞状技法を中心とした実用書道の知識は必須です。

「選ばれる筆耕士」になるために、まずは実用書道を学びましょう!

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