- 結婚式の準備で招待状の宛名書きに困っている
- 最適な宛名書き方法を知りたい
- 費用と品質のバランスをどう取ればいいかわからない
結婚式の準備で多くの人が悩むポイントの1つが、招待状の宛名書きを自分で書くか外注するかという問題。
自分で書けば経費削減に繋がりますが、招待状の枚数が多ければその分労力はかなり大きくなります。
また、外注すれば招待状以外の準備に注力できますが、経費はかかります。
この記事では、前半に招待状の宛名書きを外注する場合と自分で書く場合それぞれのメリットとデメリットについて解説し、後半でそれぞれのパターンがどんな人におすすめかを説明します。
記事内容をチェックすることで、費用対効果が高く、かつ、自分たちのスタイルに合った手段を選択することができます。
自分の優先事項や結婚式に対する価値観を明確にすることで、最良の選択ができます。
私も自分の結婚式のとき、約80枚の招待状すべてを自分で手書きしているので、外注しないメリット・デメリットもよく理解しているよ。
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結婚式招待状の宛名書き4つの方法
結婚式招待状の宛名書きを準備する手段としては、主に以下の4つが挙げられます。
- 結婚式場にお願いする
- 外部業者にお願いする
- 個人の筆耕士にお願いする
- 自分で書く
それぞれのポイント(メリット・デメリット)について解説します。
結婚式場にお願いする
結婚式場でお願いする宛名書きのポイントは以下の通りです。
- 結婚式場のサービスをフル活用する
- プロの仕上がりを期待できる
- コストがかかる
結婚式場のサービスをフル活用する
結婚式場を選んだからには、提供されるサービスを存分に利用するのが賢明です。
多くの結婚式場では、招待状の宛名書きを含む様々なウェディングサービスを提供しています。
結婚式場のサービスで招待状の宛名書きをお願いすることは、新郎新婦にとって以下のメリットがあります。
- 招待状のデザインから印刷、宛名書きまで一貫して対応してくれる
- 結婚式の準備に追われる中で、時間を節約できる
- 専門のスタッフがサポートしてくれるため、安心できる
結婚式場のサービスをフル活用することで、忙しい中でも準備をスムーズに進めることができます。
ただし、サービスの内容は式場によって異なるため、事前に確認することが大切です。
プロの仕上がりを期待できる
プロに宛名書きを依頼する最大のメリットは、その仕上がりの美しさです。
プロに任せると以下のようなメリットがあります。
- 専門の技術を持った筆耕士が美しい文字で宛名を書いてくれる
- 統一感のある仕上がりで、招待状全体の好感度が上がる
- ゲストに特別感を与えることができる
プロの仕上がりを期待できるため、招待状を特別なものにしたい場合には最適です。
結婚式場からの筆耕依頼を受けるような筆耕士は、ほぼ確実に実用書道を学んでいるか、多くの実践経験を積んでいます。
そのため、新郎新婦は安心して宛名書きをお任せできるでしょう。
コストがかかる
結婚式場に宛名書きを依頼するデメリットは、コストがかかることです。
特にプロの筆耕士に依頼する場合は、その分の費用が発生します。
例えば、以下のようなコストが考えられます。
- プロの筆耕士に依頼する場合の追加料金
- 招待状のデザインや印刷にかかるコスト
- 依頼した宛名書きの数に応じた料金
コストがかかることを考えると、予算に余裕がある場合に利用するのが良いでしょう。
もし予算が限られている場合は、自分たちで挑戦するのも一つの方法です。
結婚式は一生に一度の大切なイベントですので、予算内で最善の選択をすることが大切ですね。
外部業者にお願いする
外部業者でお願いする際のポイントは以下の通りです。
- デザインなどの選択肢が多い
- 専門的な技術で高品質
- 業者とのやりとりやスケジュール管理を自分で行う必要がある
デザインなどの選択肢が多い
外部業者に宛名書きを依頼する大きなメリットの一つが、デザインの選択肢が多いことです。
業者を選ぶのは自分自身なので、複数の業者を比較して好みのデザイン、装飾の招待状を提供する業者を選べます。
デザインの選択肢が豊富な場合、以下のようなメリットがあります。
- 自分たちの好みに合わせて細かくデザインを選べる
- 結婚式のテーマやカラーに合わせた宛名書きが可能
- ゲストに合わせた個性的なデザインを選ぶことができる
自分たち好みのデザインを選択できれば、結婚式の招待状をより特別なものにすることができます。
ただし、選択肢が多いと業者選びの時点で時間がかかってしまうため、あらかじめイメージを固めておくと良いでしょう。
専門的な技術で高品質
結婚式場と同様に、外部業者では専門的な技術を持った筆耕士が宛名書きを行います。
そのため、高品質な宛名書きを期待することができます。
専門的な技術を持った業者に依頼すると、以下のようなメリットがあります。
- 熟練の技で美しい字体を実現できる
- ミスや誤字のリスクが低減される
- 印刷技術も高く、仕上がりの美しさが保証される
専門的な技術で高品質な宛名書きを求める場合、外部業者に依頼するのがおすすめです。
結婚式場と比較すればコストも多少抑えられる場合が多いです。
業者とのやりとりやスケジュール管理を自分で行う必要がある
結婚式場でお願いするときとの大きな違いは、業者とのやりとりやスケジュール管理はすべて自分たちで行う必要があるところです。
注意点には以下のようなものがあります。
- 業者との密接なコミュニケーション
- 結婚式準備全体のスケジュールを把握した上で、招待状作成スケジュールを管理
- 要望や確認事項は明確に
理想的な招待状を完成させるためには、これらを徹底することが必須となります。
個人筆耕士にお願いする
個人で活動する筆耕士に宛名書きをお願いすることのポイントは以下の通りです。
- 依頼者が筆耕士を選べる
- 細やかな要望に柔軟に対応できる
- 事前に筆耕士の技量を見極めることが難しい
依頼者が筆耕士を選べる
結婚式場や筆耕業者に宛名書きを依頼をする場合、依頼者が筆耕士を直接選ぶことはできません。
個人の筆耕士に依頼する場合、筆耕士の自己紹介や筆耕内容の紹介をチェックした上で、自分好みの筆耕士をピンポイントで選べます。
筆耕士を選べることによるメリットには例えば以下の点が挙げられます。
- 個性と一致するスタイルの選択が可能
- 自分で選んだ筆耕士に依頼するため、満足度が高くなる
筆耕士はそれぞれ独自の書体や表現スタイルを持っています。
そのため、自分の理想に合ったスタイルの筆耕士を選べた場合には、宛名書きは満足度の高い仕上がりになります。
個人の筆耕士に依頼する場合、基本的には招待状の封筒・用紙の手配など宛名書き以外の工程は新郎新婦自身で行う必要があります。
細やかな要望に柔軟に対応できる
個人筆耕士は、結婚式場や筆耕業者に依頼するよりも細やかな要望にも柔軟に対応してもらえる可能性があります。
依頼者自身の要望を宛名を書く人に直接伝えられることがとても大きいです。
筆耕士にもよりますが、例えば、以下のようなことが可能です。
- 書体(柔らかめの字、フォーマルな雰囲気の字など)の指定を伝えやすい
- 特定のゲストに対する心遣いを伝えやすい
- 納期や費用の相談が業者よりしやすい
個々の要望に合わせた宛名書きを実現しやすいのは、個人筆耕士ならではのメリットです。
事前に筆耕士の技量を見極めることが難しい
個人筆耕士に宛名書きを依頼する際のデメリットとしては、当たり外れが大きいことが挙げられます。
筆耕の仕事は、書道関連の資格を所持していなくても、実は誰でもできるものなのです。
そのため、筆耕を行う上では知っておくべき実用書道の知識なしにお仕事されている筆耕士も度々見受けられます。
個人筆耕士に依頼する際には、事前に以下の点を確認するとよいでしょう。
- 筆耕士の書道歴(実用書道歴があるかも)や受賞歴
- 筆耕実績(口コミなども)
- 筆耕サービス販売ページ等に掲載されている筆耕士が書いた毛筆の写真
個人筆耕士の中には、業者以上の高品質な筆耕サービスを行っている方も少なくないのも事実です。
私の身のまわりの個人で活動されている筆耕士には、依頼者さまに寄り添ったすばらしいマインドで筆耕活動している人が多いよ。
自分で手書きする
筆耕業者や筆耕士には依頼せず、自分で宛名書きを行う場合のポイントは以下の通りです。
- コスト削減につながる
- 新郎新婦の気持ちを直接字で伝えることができる
- 時間と労力がかかる
コスト削減につながる
自分で宛名書きをする最大のメリットは、何といっても費用を抑えることができる点です。
結婚式の準備では様々な費用がかかるため、どこかでコストを削減できると大きな助けになります。
自分で宛名書きをすることで、以下のようなメリットがあります。
- 外部の業者や筆耕士に依頼するよりも、大幅にコストを削減できる
- コストを抑えることで、他の結婚式の準備(費用)に回すことができる
費用を抑えられる点は、特に予算に限りがある新郎新婦にとって大きなメリットです。
新郎新婦の気持ちを直接字で伝えることができる
自分で宛名書きするもう一つの大きなメリットは、招待状から新郎新婦の温もりを直接感じられることです。
当人が書くことで個性や心遣いが反映され、招待される側もとてもあたたかい気持ちになります。
- 手書きの一つ一つに、新郎新婦の思いや気持ちが込められる
- 受け取る側にとって、特別な思い出となる可能性がある
たとえ字が上手くなかったとしても、新郎新婦本人が手書きした字は受け取る側にとってとても嬉しいものです。
個人の温もりをゲストに直接伝えることができる、最適な方法です。
時間と労力がかかる
自分で手書きすることのデメリットは、かなりの時間と労力がかかるという点です。
多くの新郎新婦にとって、招待状を自分で手書きするか否かを決める最大のポイントではないでしょうか。
特に、多くのゲストを招待する場合、一人ひとりに心を込めて書き上げることは容易ではありません。
具体的には、以下のようなデメリットが考えられます。
- 多数の招待状を用意する場合、一つ一つ手書きするのは時間がかかる
- 均一な品質を保つための集中力や労力が必要
- 他の結婚式の準備と並行して行うと、負担が大きくなる
時間と労力がかかることは、自分で宛名書きする際には十分に考慮する必要があります。
招待状の枚数が少ない場合は、自分で書くのがおすすめ!
結婚式招待状の宛名書き方法の選び方
結婚式招待状の宛名書きは、新郎新婦の優先事項と価値観により最良な方法が異なります。
4つの方法を比較|外注する?自分で書く?
前述した、結婚式招待状の宛名書きの4つの方法のポイントを踏まえて、「コスト、仕上がり、依頼者の手間、自由度」の観点で比較しました。
結婚式場 | 外部業者 | 個人筆耕士 | 自分で書く | |
---|---|---|---|---|
コスト | 高い | 高い | 筆耕士次第 | 最も経済的 |
仕上がり | プロの品質 | プロの品質 | 筆耕士の 技術次第 | 個人の技術次第 |
依頼者の手間 | 業者選び不要 | 業者選びと 打ち合わせ | 業者探しと細かな 打ち合わせ | すべて自分で行う |
自由度 | 選択肢に 限りがある | 好みに合わせて 業者を選択できる | 細やかな要望に 応えられる | 完全な自由度 |
「コスト」重視|自分で書く
コスト削減を重視するならば、業者や筆耕士に依頼せず、自分で宛名書きをするのがベスト。
外注すると、やはりある程度コストはかかってしまいます。
ただ、個人の筆耕士に依頼する場合は、基本的には宛名書きの筆耕代のみなので、枚数次第では個人の筆耕士に依頼することも視野に入れてもいいかもしれません。
コストを抑えつつ、宛名書きの手間も減らせます。
「仕上がり」重視|結婚式場または外部業者に依頼
仕上がりを重視するならば、結婚式場か筆耕業者がおすすめ。
結婚式場や外部業者ならば、担当する筆耕者は基本的には、ある程度の筆耕経験のある方や宛名書きのルールを知っている人ですので、安心して依頼できます。
招待状のデザインや招待状の文章等も合わせて頼む場合は、統一感も出てなおよいでしょう。
宛名書き筆耕のみで考えた場合には、個人で活動する筆耕士でも筆力が高く、業者以上のクオリティで仕上げてくる方も多くいらっしゃいますので、余裕があれば探してみてくださいね。
「依頼者の手間」重視|結婚式場に依頼
依頼者の手間を重視するならば、ダントツで結婚式場に依頼することをおすすめします。
結婚式の準備は、新郎新婦にとってかなり大変なものです。
結婚式準備の負担を考えれば、お金で解決できる部分はお金で解決することも必要です。
「自由度」重視|自分で書くまたは個人筆耕士に依頼
自由度を重視するならば、自分で書くか個人の筆耕士に依頼するのがよいでしょう。
外注しない場合は、招待状のデザイン決め・文章作成・印刷・宛名書きなどすべてを自分で行うことになるので、完全に自由です。
個人の筆耕士に依頼する場合も、宛名書き筆耕のみは筆耕士が行いますが、それ以外の工程は基本自分で行うことになるので自由度は高いです。
コストや仕上がりなども踏まえて、選択できるとよいでしょう。
まとめ|優先事項と価値観を明確にして最良の選択を!
結婚式招待状の宛名書き方法を4つご紹介しました。
宛名書きの方法 | こんな人におすすめ! |
---|---|
結婚式場に依頼 | とにかく招待状にかける時間と労力を節約したい プロの仕上がりを求めている |
外部業者に依頼 | 手間はあまりかけたくないが、ある程度の選択肢の中からデザインなどを選びたい プロの仕上がりを求めている |
個人筆耕士に依頼 | 宛名書きだけプロに依頼したい |
自分で書く | とにかくコストを削減したい 自分の字で宛名を書きたい |
以上の点を考慮して、あなたの結婚式の準備に最適な宛名書き方法を選んでください。
自分の優先事項や結婚式に対する価値観を明確にすれば最良の選択ができます。
自分にとってデメリットが許容範囲である方法を選ぶといいよ。
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